みなさんもご存知の人工知能(AI)、
その技術的な進歩は
目を見張るものがあります。


研究者のなかには、近い将来、
人間の仕事がAIにとって代わられる
という人もいるほどです。


そこで今回は、
AIと仕事と経済について、
企業経営という観点から
わかりやすくお伝えします。

 

 

AIにできること

 

人工知能(AI)とは、簡単に言えば
自ら学習するコンピューター”のことです。


繰り返される膨大なデータを蓄積し、
瞬時に分析して、さらに精度の高い判断
できるようになります。


様々なまとめ方がなされていますが、
AIにできることは大きく
以下の2つに分類されます。

 

認識

AIの代表的な機能が「認識する」ことです。


言葉や声を理解したり、
動画や画像を見分けるなど、
音声や画像解析が可能になります。


すでにみなさんが持っているスマホでも
AIが搭載されています。


例えば、google mapのマイクに向かって
「近くのコンビニは?」と質問して
回答を出す音声入力も、
言語の翻訳機能もAIです。


近年では、ロボットを受付に据えた
ホテルも登場するなど、
今後は接客サービス分野でも活
躍が期待されています。

 

予測

もうひとつ代表的なものが、
AIに取り込まれた膨大なデータを
分析して未来に起こることを
予測する」機能です。


数値分析をメインとして
マーケティングの分野などで
活用が期待されています。


ある研究では、医師の診断よりも、
AIの診断のほうがより正確だった
という結果もあるほど正確性が高まっています。


最近では、「タクシーを利用したい」と
希望する客の数を小刻みな時間ごとに
予測する技術が開発された例もあります。


その他にも、
AIには実行的な機能もあります。


例えば、作業を自動化したり、
クリエイターのようにデザインすることも
現実的になりつつあります。

 

 

ホワイトカラーとAI

このように社会的な認知とともに
実用性も高まっているAIですが、


巷ではホワイトカラーの仕事を
AIが代わってできるようになる
言われています。


一般的に、ホワイトカラーといえば
知的作業のイメージが強いと思います。


主に分析や解析、
事務作業に書類づくりと、


大量のデータを扱って行う仕事は
AIに置き換えられる可能性が
高いということです。


人の雇用が奪われる
という意見もありますが、


これまで人為的に膨大なデータを処理して、
時間をかけて判断するというフローは、
人件費や精度、パフォーマンス
という点からも旧来的です。


むしろ、現段階でホワイトカラーと
言われている分野をAIに譲り、
人間はAIを管理する決定を下す
という構図が現実的ともいえます。


そういう意味では、
今のホワイトカラーの仕事をしている人は、
近未来で新たに生まれる仕事に
従事する可能性が高くなります。


新たに生まれる仕事の
キャパシティはいかほどか、
どんな内容なのか、
先を思うと楽しみもあります。

 

 

AIと企業経営

 

現在、多くの企業で「AIを導入しよう
という意気込みを感じます。


しかし、実際に導入実績のある企業は
ほんの一握りにとどまっています。


そもそもAIとは何か、
どのように事業に取り入れるのか、
資金の問題や対応できる人材の不足もあり、
なかなか導入が進まないようです。


しかしながら、今後の企業経営では、
間違いなくAIがカギになってきます。


AIを活用できるかどうかが
会社の総力に直結し、


業務効率や生産性、
マンパワーにコストなど、
すべての企業活動に影響をもたらします。


日本では少子化が進んでいますので、
労働力不足は深刻化しています。
女性の活用や高齢者の再雇用と
様々な策を取り入れても限界があるのです。


AIの導入と稼働の安定が保証されれば、
人材採用に多大な労力とコストを
割くことから解放されます。


良質な人材を確保することは常に
経営者の命題ですので、大きな変化です。


また、企業は意思決定で経営が左右されます。


AIはその経営判断にも一石を投じることでしょう。


多量のデータを瞬時に分析できるAIがあれば、
スピード感をもってリアルタイムで
意思決定ができるようになります。


たとえば、売上予測ひとつをあげても、
今までは担当者が予測をして
上司に確認をとってOKをもらう、


精度も低いうえ予測の更新も遅くて
ヤキモキするという状況から、
精度高くリアルタイムで毎日予測する
という具合に変わるのです。


AIを活用できるか否かで当然、
業績にも影響が出てきます。


以上のように、A I の進歩は、
企業経営に大きな変化と
期待をもたらします。


AIができることとできないこと、
自社にAIを取り入れるべき
適切な業務を見極めることが大事です。


AIに代替させることが
できる業務は代替させ、

人が継続すべきものは人が行う、


場合によっては人とAIが協働して業務を
遂行すべきものもあります。


その結果、業務フローや管理の
見直しも必要になりますし、
経営陣に必要とされる能力も、
経営全体の組織も再編が必至です。


この変化を恐れずに、
AIを積極的に活用することで
企業にとっては躍進のビッグチャンスに
なるかもしれませんね。