イーサリアムとネムは、どちらもプラットフォーム系通貨として人気のある仮想通貨です。
この2つのコインは共通点がありながらも独自の特徴を持っており、なにかと比較されることも多いです。

今回はイーサリアムとネムを比較して、共通点と異なる点をわかりやすく解説したいと思います。

イーサリアムとネムを比較!共通点①スマートコントラクトを採用している

イーサリアムとネムを比較したときに、まず共通点として挙げられるのが“スマートコントラクトを採用している”という点です。
スマートコントラクトとは取引データが記録されるだけでなく、契約まで自動で実行できるブロックチェーン技術のことです。
ただイーサリアムとネムにはどちらもスマートコントラクトが実装されているのですが、使用するプログラミング言語に違いがあります。

イーサリアムに実装されているスマートコントラクトでは、“Solidity”というプログラミング言語が使用されています。
ただSolidityは技術者が少ないプログラミング言語であるため、多くのプログラマーがイーサリアムを扱えるわけではないという欠点があります。

一方ネムのスマートコントラクトには、“API”という技術が採用されています。
APIがあれば、イーサリアムのSolidityのように特定の言語を使用しなくても、ネムが取り扱えるようになります。
したがってイーサリアムとネムを比較すると、スマートコントラクトという共通点はありながら、それぞれが使用するプログラミング言語には違いがあるということです。

イーサリアムとネムを比較!共通点②トークンが発行できる

イーサリアムとネムを比較すると、“トークンが発行できる”という共通点もあります。
イーサリアムが発行するトークンは“ERCトークン”と言って、ICOで発行されるトークンの9割近くを占めているとも言われています。

そしてERCトークンは種類が多いだけでなく、オーガーやオミセゴーなど、1つ1つに価値があり活発に取引されているトークンも多いです。

一方ネムでも、“コムサ”などのトークンが発行されています。
ただコムサはイーサリアムのプラットフォーム上のトークンでもあるため、トークンを発行できるプラットフォームとしての役割ではイーサリアムの方が上だと言えるでしょう。

イーサリアムとネムを比較!まったく異なる点は?

イーサリアムとネムを比較したときにまったく異なる点として挙げられるのは、“コンセンサスアルゴリズム(承認システム)”です。
イーサリアムで採用されているコンセンサスアルゴリズムはPoW(Proof of Work)です。
また近々実施されるイーサリアムのアップデートである“セレニティ”によって、PoWからPoS(Proof of Stake)に移行される予定です。

一方ネムでは、PoI(Proof of Importance)という独自のコンセンサスアルゴリズムが採用されています。

PoIでは、“総合的にどれくらいネムに貢献したか”という点が評価され、報酬に繋がります。
またネムにはマイニングが存在せず、“ハーベスティング”を行うことで報酬を得ることができます。

簡単に言うと、一定量のネムを保有していたり、一定数ネムの取引を行ったりしているユーザーに対して、報酬が支払われるという仕組みです。

イーサリアムとネムは多くの共通点を持ちながらも、コンセンサスアルゴリズムを比較するとまったく違う特徴を持っているのです。

まとめ

イーサリアムとネムの共通点、違いを比較してきましたが、いかがだったでしょうか?
イーサリアムとネムにそれぞれ独自の特徴と強みがあるため、どちらも同じように人気を獲得していることがわかっていただけたかと思います。

またもう1つの共通点としては、どちらも“ハッキング被害によって1度信頼性を下げている”ということも挙げられます。

ただどちらのハッキングも、コイン自体に問題があって発生したわけではありません。