イーサリアムとリスクには、同じプラットフォーム型の仮想通貨であったり、スマートコントラクトを採用していたりと、いくつかの共通点があります。

ただ細かく特徴を比較すれば、この2つが全く異なる顔を持つ仮想通貨だということがよくわかります。
今回は、イーサリアムとリスクの違いを徹底解説します。

イーサリアムとリスクの異なる点①プログラミング言語

イーサリアムで分散型アプリケーションを開発する際には、“Solidity”というプログラミング言語が用いられます。
Solidityは、イーサリアムの開発チームによって生み出された独自の言語です。

そのためイーサリアムでの分散型アプリケーション開発の際は、まずSolidityを扱えるようになる必要があります。
言い方を変えれば、扱える人が少ない言語のため、少し開発に手間がかかるということになります。
その一方で、リスクでは“JavaScript”が使用されています。

JavaScriptはプログラミング言語の中でも非常にポピュラーなものであり、世界中に有識者が多数存在します。
したがってリスクで分散型アプリケーションを開発する際は、イーサリアムと比べて言語の使い方を1から覚えなくてはいけないというケースが少なくなります。

イーサリアムとリスクの異なる点②半減期の有無

イーサリアムとリスクの異なる点として、“半減期の有無”も挙げられます。

通常仮想通貨では発行上限枚数が設けられており、発行枚数が増えるにつれて徐々にマイニングによる発行枚数が減少する半減期を何度か迎えます。

イーサリアムには発行上限枚数も半減期も存在しませんが、リスクには半減期があります。

リスクでは、トランザクションが保存されているブロックの数が300万個を超える度に、新しく発行されるリスクの枚数が減少していく仕組みを採用しています。

ただイーサリアムには今後発行上限枚数が設定される可能性があり、そうなれば必然的にイーサリアムにも半減期が訪れることになります。

イーサリアムとリスクの異なる点③承認システム

イーサリアムとリスクの決定的な違いとも言えるのが、“承認システム”の違いです。
イーサリアムの承認システムには、コインの保有量と保有期間がマイニングの成功に繋がる“Proof of Stake”が採用されています。

Proof of Workにおける”富の偏り”を解決する承認システムとして、イーサリアムを皮切りに多くの仮想通貨が取り入れています。
イーサリアムがPoSなのに対し、リスクが採用している承認システムは“DPoS(Delegated Proof of Stake)”というものです。
PoSという言葉が入っているため、PoSに極めて近い承認システムだと認識されがちですが、実際はかなり違いがあります。

先ほども解説したように、PoSはコインの保有量、保有期間によって承認されるコンピュータが選ばれます。

DPoSでは、通貨の保有量や保有期間によって投票権を得た人物が、承認するコンピュータをどれにするか投票し、その結果によって承認者が決定します。

投票によって選ばれる人数は最初から決まっており、承認者だけが報酬を手にすることができます。
保有量や保有期間(Coin Age)が関係する承認システムであるところは、PoSのシステムを受け継いでいると言えますが、細かいシステムは全くの別物です。

また100人単位が投票・承認に関わるシステムではありますが、膨大な量の計算を行うわけではありません。
したがって承認されるまでのスピードは速く、それがリスクの送金スピードの速さにも繋がっています。

まとめ

本記事では、イーサリアムとリスクの共通点ならびに異なる点をある程度理解していただけたかと思います。

今回は紹介できませんでしたが、イーサリアムにはないリスクの特徴には、サイドチェーンによる高いセキュリティ性なども挙げられます。

一部のユーザーには“強化版イーサリアム”とまで言われているリスクは、これからもっと知名度を上げることが予想される仮想通貨の1つでしょう。