ブロックチェーンは仮想通貨だけではなく、さまざまな分野で日に日に適用範囲を広げています。
それだけブロックチェーンが、広範囲の分野において有効だと認められつつある証拠と言えるでしょう。

ブロックチェーンのルールを適用し、活用されることが期待される主な分野を紹介しましょう。

ブロックチェーンのルール適用が期待されている分野①食品・製造業

ブロックチェーンには、“データの改ざんが困難”“データの変更者が明らかになる”という大きな特徴があります。
その特徴を生かし、ブロックチェーンのルールを適用させようとしている分野が食品・製造業です。

 

食品・製造業は、“トレーサビリティ”の信頼性アップにブロックチェーンが効果的という理由で、適用・活用を検討しています。
トレーサビリティとは、食品や製品がいつどこで誰に作られたのかということを把握するために、すべての工程を追跡可能な状況にすることを言います。

日本語では“追跡可能性”と呼ばれることもあります。

ブロックチェーンの仕組みを利用し、生産者や解体業者、加工業者などのデータを保存することで、改ざん不能なトレーサビリティが完成します。
消費者は食品や製品が販売されるまでの流れをいつでも確認できるため、信頼性がアップするということです。

また消費者の信頼性がアップすることによって、食品・製造業の業績アップ、市場規模拡大にも繋がると大きな期待が寄せられています。

ブロックチェーンのルール適用が期待されている分野②レンタカー業

レンタカー業でも、ブロックチェーンのルールを適用させたサービスが提案されています。
ブロックチェーンの仕組みを用いることで、異なる企業・組織同士でもデータ取引が容易になり、なおかつ信頼性が高いデータを共有できます。
レンタカー業では、ブロックチェーンを利用して異なる企業間で連携を取ることにより、空いているレンタカーの情報共有などが可能になります。

またユーザーが借りたい車が自社にはない場合、他の企業と連携を取ることで車をレンタルし、多くの要望にも応えやすくなります。
また他の企業から車をレンタルする際にスマートコントラクトを利用すれば、さらに利便性の高いシステムが構築できます。

スマートコントラクトは契約を自動で記録してくれるブロックチェーンのため、車を調達すると同時にレンタル料、紹介料を支払うシステムであれば、企業間の連携がよりスムーズになります。

ブロックチェーンのルール適用が期待されている分野③マンション管理組合

マンション管理組合は複数のマンション管理会社、業務の実施業者によって構成されているため、全体の動きをすべての関係者が把握するのは難しいと言われています。

そこにブロックチェーンのルールを適用させることで、業務の実施業者やマンション管理会社、管理組合の理事や組合員など、すべての関係者であらゆるデータが共有できます。
また管理業務におけるさまざまな業務をクリアにすることによって、マンション管理会社のイメージを底上げする効果もあります。

つまりブロックチェーンのルールを適用させることで、マンション管理会社の関係者だけではなく、最終的にはマンションの住人などにもメリットが生まれるということです。

まとめ

ブロックチェーンのルール適用が期待される分野は、今回紹介した分野以外にもまだまだあります。
もちろん各分野は、ブロックチェーンを導入することで自社の事業がスムーズになることを把握しています。
ただ効果を把握していても、すぐに導入できるかと問われると、まだ疑問が残る状況と言えるでしょう。
ブロックチェーンは1つのテクノロジーとして、また信頼性に関してもまだ発展途上であると言えるため、爆発的に導入されるまでにはまだ時間がかかりそうです。

企業はブロックチェーンの動向をチェックしながら、導入のタイミングを見計らっている最中と言えます。