ブロックチェーンは、仮想通貨市場の急上昇によって、世間にもある程度認知されるようになりました。
ただ実はブロックチェーンは、貧困問題を解決できる革新的な技術として、以前から大きな注目を集めているのです。

具体的にブロックチェーンは、どのように貧困問題を解決できるのでしょうか?

ブロックチェーンは貧困に苦しむ方たちが利用しやすい送金システムを作り出す

ブロックチェーンは“データの暗号化”“複数のコンピュータでのデータ管理”が可能なため、送金システムに導入することで安全性をもたらすことができます。
既存の送金システムでは、先進国であれば厳しい規制が定められていることが多く、ある程度ユーザーの資金は保護されています。

ただこれが発展途上国となると、送金システムに関するルールが明確ではない場合が多くなり、資金の安全性は一気に低下してしまいます。

また比較的安全な送金システムがあったとしても、新興国の方は到底利用できないような高額なシステム、サービスがほとんどです。

たとえばアフリカの一部地域では、当座預金口座を開設するために、最低銀の金額を預けることが義務付けられています。
つまり既存の送金システムでは、新興国などの貧困に苦しむ方に対してなかなか良い環境を提供できないのです。

ただ先ほども言ったように、ブロックチェーンを利用すればトランザクションの安全性が証明できます。

また保管する金額はユーザーの任意となるため、貧困に苦しむ方にとって気軽に利用できる送金システムとなり得るのです。

ブロックチェーンは貧困に苦しむ方たちが加入しやすい保険も提供できる

新興国に住む方たちは、そのほとんどが保険に加入できていません。
健康保険や生命保険の費用がとても高く、所得とのバランスがとれていない状況が続いています。
1日の生活費が1ドルにも満たない国もある中で、保険商品の価格が1ドルを超えるケースも少なくありません。

こうした状況を改善すべく、メキシコのモバイル決済企業である“Saldo.mx”では、少額で加入できる保険サービスを提供しています。
この少額保険サービスは、ブロックチェーンを利用することで保険詐欺の危険性をなくし、なおかつ企業の運営コストを大きくカットしています。

つまりブロックチェーンが持つ特徴のおかげで、貧困に苦しむ方たちにも低コストの保険サービスが提供できているというわけです。

ブロックチェーンの採用で貧困に苦しむ方たちへの支援サービスの質が向上する

ブロックチェーンは、直接的に貧困に苦しむ方を救う支援サービスにおいても、システム性の高さを発揮することが期待されています。
新興国には、常に貧困に苦しむ方を減らすための支援、教育環境や健康面をサポートするための支援が行われています。

ただ管理の不手際や詐欺行為などによって、現場まで物資が届かないというケースも少なくありません。
“ビルディング・ブロックス”というプロジェクトでは、スマートフォンを活用した貧困に苦しむ方への支援が効率的に行われています。

当プロジェクトは、スマートフォンで新興国への支援が可能で、物資が正しく現場に到着したことが確認できるという画期的なプロジェクトです。
ビルディング・ブロックスを発足させた国連世界食糧計画は、ブロックチェーンを当プロジェクトに採用することで、さらなる間接費の削減に取り組もうと尽力しています。

まとめ

ブロックチェーンは貧困に悩む新興国などの環境を改善し、最終的には世界中の誰もが気軽に利用できるサービスの中核を担う可能性があります。

リップルを構成するプロダクトの1つである“X Rapid”も、貧困に悩む方たちが利用しやすい国際送金システムを提供するために開発されています。

ブロックチェーンを活用したサービスはオールジャンルで進められているといっても過言ではないので、今すぐ貧困層へ向けたサービスが普及するとは考えにくいです。

ただ近い将来、新興国などに住む方々が貧困を感じにくくなる時がやってくるでしょう。