“XRP Ledger”は、リップルの流動性に大きく関係している“分散型台帳”です。
ビットコインのブロックチェーンよりも送金スピード、コストの削減に優れている台帳ですが、Ripple Net内で信頼を得ているユーザーでないと利用できないのが特徴です。
今回はXRP Ledgerの仕組みを解説し、リップルの流動性にどのように関係しているのかを知って頂きたいと思います。

・XRP Ledgerにおけるデータ保存の仕組み
XRP Ledgerには、リップルの送受金データが記録されています。
ビットコインのブロックチェーンでは“ブロック”に送受金のデータが記録されますが、XRP Ledgerでは“レジャー”にデータが保存されます。

ただブロックチェーンと違い、レジャーには送受金のデータ以外にもさまざまなデータが記録されます。
1つ1つのレジャーには固有の番号が付けられており、また作成された時間が分かる“タイムスタンプ”や、レジャーが正しいものであることを認める“検証済みマーク”などが記録されています。

つまりレジャーに保存されるデータは改ざんが極めて難しく、信頼性が高いものであるため、リップルの流動性をアップさせる大きな要因となっているのです。

XRP Ledgerのコンセンサスアルゴリズム

XRP Ledgerは、コンセンサスアルゴリズムに関しても独自の方法が採用されています。
レジャーを作成するための、送受金データの承認作業のことですね。

XRP Ledgerでは、PoWやPoSではなく“PoC(Proof of Consensus)”というコンセンサスアルゴリズムが採用されています。

例えばPoWでは、1番早く送受金データにおける計算を早く終わらせたマイナーに対して報酬が支払われます。
またPoWでデータの計算・検証を行うマイナーは“不特定多数”です。
一方PoCにおいて送受金データの検証を行うのは、“バリデーター”と呼ばれる信頼性の高いノードです。

バリデーターはリップル社が選定した安全な企業、もしくは研究機関などによって成り立っています。
つまりPoCは、“不特定多数”のマイナーによって検証が行われるわけではありません。
そこがPoW、PoSとの大きな違いです。

検証された送受金データは、バリデーターの80%以上に正しいと認められない限り、レジャーには記録されない仕組みです。

言ってみればXRP Ledgerは、リップル社によって安全性が保たれ、流動性が高められていると言っても過言ではありません。

XRP Ledgerはなぜ送金スピードの向上、コストの削減が実現できるのか

冒頭でも紹介したように、XRP Ledgerは送金スピード、コストの削減に優れている台帳です。
まずなぜ送金スピードが早いのかというと、コンセンサスアルゴリズムにおいてマイニングが存在しないためです。
特定の信頼できるノード(バリデーター)のみが送受金データの検証を行うため、XRP Ledgerは数秒単位の送金スピードを実現できるのです。

またマイニングによって大量に消費する電力もXRP Ledgerには存在しないので、その分送金のコストも削減できるのです。
リップルの流動性は、このように優れた送金スピードとコストの削減によっても高められています。
唯一懸念されるのは、“中央集権的”というリップルの特徴が流動性を下げてしまうのではないかという点です。

ただこの懸念も、XRP Ledgerにおける“ニュートラルフィー”という仕組みによって緩和されています。
マイニングが存在しないXRP Ledgerでは、送受金データを管理する際の手数料はバリデーターに支払われず、破棄される仕組みになっているのです。

つまりバリデーターがリップル社によって選ばれた企業や研究期間だからといって、手数料によってリップル社が利益を得ようとしていることは考えられないのです。

まとめ

リップルの流動性がさらにアップするためには、リップルの知名度が上がったり、リップルの人気が上がったりすることが求められます。

またリップルの知名度が上がり、人気が上がるには、XRP Ledgerの知名度が上がり、信頼性を認識するユーザーを増加させなくてはいけません。

XRP Ledgerはこれからも、リップルの流動性を高めるために機能し続けます。