リップルの現在(2018年8月現在)の時価総額は約1.4兆円で、仮想通貨全体の第3位につけています。
2位のイーサリアムの時価総額が約3.8兆円なので、時価総額に関してはそれほど大きな差はないと言えるでしょう。

ただ価格を見てみると、イーサリアムは1ETH=約30,390円なのに対し、リップルは1XRP=約35円しかありません。
リップルは時価総額が高いにも関わらず、なぜ価格がなかなか上昇しないのでしょうか?

リップルの価格が時価総額に比べて低い理由①


リップルの価格がなかなか上昇しない理由の1つに、“発行枚数の多さ”が挙げられます。
リップルの発行上限枚数は1,000億枚と非常に多いため、絶対的な価格はどうしても低くなってしまうのです。
ビットコインの発行上限枚数が2,100万枚ですから、リップルの発行上限枚数がどれだけ膨大なのかがわかりますね。

ただこれはリップルだけに限らず、どの仮想通貨も発行枚数が多ければ価値は下がります。
したがってリップルは、発行枚数が多いばっかりに“価格が低い仮想通貨”と認識されているという、少し不遇な面があります。

そう考えると、仮想通貨のランキングにおいて、価格はそれほど重要な指標ではないと言えるかもしれません。

リップルの価格が時価総額に比べて低い理由②


リップルの価格が上昇しにくいもう1つの理由は、やはり“中央集権的”というイメージが強いことでしょう。
リップルのロックアップが行われるまでは、リップル社が1,000億枚のうち約630億枚を保有していました。
現在はリップルが一気に市場に放出される可能性は低くなりましたが、それでもいつインフレが起こるかわからない状況は続いています。

リップルはロックアップ後に1度価格を上昇させましたが、その後大きく伸びることはなく、結局現在1XRP=約35円という価格に落ち着いています。
これはロックアップによってインフレの不安が一時は解消されたものの、結局いつ操作されるかわからないということに気付いた投資家が増えたことも原因でしょう。

ユーザーの要望を聞き、不安を解消するための措置をとっているリップル社ですが、中央集権的であり続ける限り、不安が完全に消えることはないでしょう。

リップルの価格が時価総額に比べて低い理由③


リップルが世界中の金融機関で採用されることになれば、価格は間違いなく上昇すると言われています。
実際に世界中のメガバンクにおいてリップルの採用が検討されており、導入実験をすでに行っているところもあります。

ただリップルを世界中の金融機関におけるスタンダードなシステムとするには、まだまだ時間がかかるでしょう。
各国の金融規制、国際法の改正など、リップルが浸透するまでにはあらゆる関門をクリアしなくてはいけません。
結局将来的にリップルが大きく成長することを理解している投資家でも、“今すぐ投資しなくても良い”と判断するケースが増えています。

すでにリップルに先行投資している投資家も多いですが、リップルの価格がなかなか上がらない中で、上昇しているアルトコインはたくさん存在します。
そのような状況にも関わらず、ずっとリップルだけを保有するというのは、投資家にとってあまりにも効率の悪い手法となってしまいます。

つまりリップルに期待している投資家が、徐々に別のコインに流れているというのも、リップルの価格がなかなか上がらない理由の1つなのです。

まとめ


リップルの時価総額は着実に上昇していますが、これからも価格が飛躍的に上昇することは考えにくいでしょう。
ロックアップによって少しずつ市場にリップルが放出されるようになったと言っても、発行上限枚数を変更することはできません。

またリップルにはマイニングが存在せず、すでに1,000億枚すべてが発行済みというのも大きいかもしれません。

ただたとえ価値が上がらなくとも、リップルが生活の一部になり得る仮想通貨だということは間違いありませんので、今後間違いなく買い時はやってくるでしょう。