リップル社のCEOであるブラッド・ガーリンハウス氏が、10年後の仮想通貨の展望について発言したことが話題になっています。

リップル社CEO・ガーリンハウス氏が発言した10年後の仮想通貨の展望とはどんなものなのか、またその発言は本当なのかについて解説します。

リップル社CEO・ガーリンハウス氏が語る10年後の仮想通貨の展望


知名度の高い仮想通貨の開発者や、仮想通貨関連企業の代表などの発言は、多くの投資家に注目されています。
SNSなどによる発言が、その仮想通貨の価格に影響を与えるということも珍しくありません。
ガーリンハウス氏も、仮想通貨業界におけるインフルエンサーの1人です。

ガーリンハウス氏は、“10年後に生き残っている仮想通貨は、現存する仮想通貨の1%程度になる”と発言しました。
仮想通貨は現在1,500を超える種類があるため、ガーリンハウス氏の発言が本当であれば、10年後には仮想通貨は15種類前後まで減少するということになります。

詳しい理由は明らかになっていませんが、リップル社のCEOによる発言ということもあり、この発言は一時物議を醸すことになりました。

仮想通貨が10年後、1%まで減少する可能性はあるのか?


ではリップル社CEO・ガーリンハウス氏の発言は、実際に起こり得ることなのでしょうか?
ここからはあくまで推測になりますが、実際に10年後、仮想通貨が1%まで減少するという可能性は低いと言えるでしょう。
仮想通貨の中には、魅力を持ちながらもまだまだ知名度、時価総額ともに低いコインが数多くあります。
つまりこれから注目を集める仮想通貨も多く登場することが予想されるので、1%の15種類前後まで減少し、残りが淘汰されるということは考えにくいでしょう。

また注目が集まる仮想通貨が多く登場するだけでなく、これからもどんどん新しい仮想通貨が誕生していくことが予想されます。

したがって10年後にもし淘汰されている仮想通貨があったとしても、仮想通貨の絶対数は増加している可能性が高いので、それほど減少しないと考えられるでしょう。

仮想通貨が淘汰されていくことはなくても、価値が偏る可能性はある


仮想通貨が淘汰されていく、つまり完全に消えていくことは考えにくいですが、“特定の仮想通貨に価値が偏る”という可能性は多いにあります。
実際現時点でも、ビットコインやイーサリアムといった上位のコインは圧倒的な時価総額と価値を誇り、すでに偏りが生じていると言っても過言ではありません。

10年後にはリップルを始めとした実用性の高い仮想通貨に、大きく価値が偏ることが容易に想像できます。
仮想通貨は、実用性がないと生き残れない時代に差し掛かっていることは確かです。

ただ“生き残る”というのは“仮想通貨市場に残る”という意味ではなく、“価値の高い仮想通貨になる”という意味です。

したがってたとえ価値が低いままの仮想通貨でも、形として仮想通貨市場に残り続ける可能性は極めて高いと言えるのです。

まとめ


リップル社CEO・ガーリンハウス氏の発言の明確な意図はわからないという話をしましたが、1つだけ考えられる意図があります。
それは、仮想通貨市場がまだまだ“黎明期”だと伝えようとしているということです。

仮想通貨の中にはビットコインを始め、10年近く前から存在していた歴史の長いコインもあります。
ただ仮想通貨市場全体が認知され、取引として一般的になったのは、つい最近の話です。

リップル社CEO・ガーリンハウス氏は、“仮想通貨業界は黎明期のため、これから市場の状況は変わっていく”ということを、この発言を通して伝えたかったのではないでしょうか。

つまり実際に仮想通貨が1%程度にまで減少するわけではなく、“10年後はもっと仮想通貨に実用性が求められるようになる”ということを言いたかったのではないかと思います。

今のうちに実用性の高い仮想通貨を見極め、10年後生き残っていることが予想される仮想通貨に投資できれば、1番理想的でしょう。