イーサリアムは、仮想通貨の中でも時価総額がビットコインに次いで2位となっていて、イーサリアムのシステムで発行されているトークンも多数あります。
人気のイーサリアムが持つ優位性とは何でしょうか?

イーサリアムの優位性とは?

イーサリアムがビットコインと比較して優位性を保っている点としては、スマートコントラクトという機能がある点が一番に出てくるでしょう。
スマートコントラクトは、第三者の立ち合いを必要とせずに自動で契約を結ぶことができる機能です。
最初に契約の条件を定めておき、その契約内容に同意した場合は、契約が成立したことをブロックチェーン上に記録されます。

そして契約が履行された場合は、自動的にその契約に応じた報酬が支払われることとなります。
たとえば、AがBの持っている品物を買い取りたい時に、BはAに対して品物を送り、AはBに10ETHを支払う、ただしBがAに10日以内に品物を送らなければ、違約金として5ETH を支払うという契約を結んだとします。
この契約であれば、Aは10ETHを、Bは5ETHをスマートコントラクトに預けることとなります。

そして無事に取引が成立した場合は、Bに対して15ETHが送金されます。
しかし、もしもBが荷物を送らなかった場合は、その15ETH はAに対して送金されます。
これらの処理をスマートコントラクトが自動で行うため、人を用意する必要がなく仲介手数料なども発生しません。

スマートコントラクトの仕組みは、よく自動販売機に例えられます。
自動販売機は、お金を入れてボタンを押すと品物を購入できます。
これを自動販売機との契約に例えて、お金を入れて商品ボタンを押した場合にその品物を渡す、という契約に基づいたものとして考えるのです。

イーサリアムのスマートコントラクトは、不動産売買や保険、ギャンブルなど様々な活用方法が考えられています。
この機能がイーサリアム最大の特徴であり、優位性を保っている点でもあります。

イーサリアムの優位性はトークンにもある

イーサリアムをベースにしたトークンが発行しやすい、という点もイーサリアムの優位性を確かなものとしています。
イーサリアムをベースにしてトークンを発行する場合、ERC20などの標準規格がよういされています。

この規格に合うトークンを開発すると、イーサリアムのスマートコントラクトなどが利用できるトークンが容易に開発できます。

また、ERC20などの規格に合うトークンはイーサリアムネットワーク上にある分散型取引所などで取引が可能となり、またイーサリアム対応のウォレットもその多くが対応していることとなるため、トレードなどもしやすい環境が整います。
こうしたイーサリアムの優位性があって、多くのプロジェクトがイーサリアムをベースとして開発を進めてきました。

イーサリアムの優位性が揺らぐ?

そんなイーサリアムですが、最近では徐々に優位性が揺らぎつつあります。
イーサリアムとは異なる、独自のブロックチェーンを持つプロジェクトでも、スマートコントラクトに対応しているものが増えてきたのです。

また、ICOを開催するプラットフォームを用意して、トークンを発行しやすくする機能を備えているものもあり、徐々にイーサリアム以外のブロックチェーンをベースにしてトークンを発行しているプロジェクトも出てきています。
特にNEOなどは中国版イーサリアムなどと呼ばれているため、今後イーサリアムに追いついてくる可能性も低くはないでしょう。

まとめ

イーサリアムには様々な優位性があり、仮想通貨全体の中で時価総額も2位となっています。
イーサリアムの優位性を保っているのは、スマートコントラクトという機能やトークンの標準規格を備えている点などがその理由となっています。

しかし、有用な技術であればそれを採用する仮想通貨も出てくるので、徐々にイーサリアムの持つ優位性は失われていくでしょう。
そうならないためにも、イーサリアムは今のままではなく様々なアップデートを行い、新たな優位性を得ていくでしょう。