イーサリアムは時価総額ランキング2位という地位を築くまで、比較的順調に価格を上昇させてきました。
ただイーサリアムも、決して不調の時期がなかったわけではありません。

今後イーサリアムが不調になり得るとしたら、一体どんな理由が考えられるでしょうか?

イーサリアムが今後不調になり得る理由①

イーサリアムがここまで成長した大きな理由の1つに、“ICOで活発に利用されている”という理由があります。
イーサリアムをプラットフォームとして利用できる“ERC20”は、もはやICOにおいてスタンダードな規格として定着しつつあります。

ただICOにおける詐欺行為は、未だ問題視され続けています。
元々詐欺行為を働こうという意思がなくても、なかなかプロジェクトが進展しなければ、出資者に“詐欺コイン”と認識されてしまうのは致し方ありません。

イーサリアムのERC20はICOでよく利用されているため、今後ICOにおいて大規模な詐欺行為が行われると、イーサリアム自体が不調になる可能性があります。

もちろんICOで大規模な詐欺行為が行われても、イーサリアム自体に問題が起こっているわけではありません。
ただ“イーサリアムは危険だ”と言って手放すユーザーが増えれば、大衆はその動きに流されてしまう傾向にあります。

イーサリアムのユーザーは、イーサリアムに関するネガティブなニュースが発表されたとしても、イーサリアム自体に問題がなければ、すぐに手放さないようにするべきでしょう。

イーサリアムが今後不調になり得る理由②

イーサリアムではこれまで、“フロンティア”、“ホームステッド”、“メトロポリス”というアップデートが行われてきました。
最後のアップデートである“セレニティ”は、今年中の実施が予想されています。

またセレニティによってアップデートされたイーサリアムは、また大きく価格を上昇させることが期待されています。
ただイーサリアムのアップデートは、これまできっちりと予定通りに実施されてきたわけではありません。

例えばメトロポリスは2016年内に終了するはずのアップデートでしたが、結局はそこから1年以上の遅れが出ています。
メトロポリスは、多くの投資家たちが注目しているPoWからPoSへの移行準備と位置付けられたアップデートなので、少し期待外れに感じた投資家もいることでしょう。
このような経緯から、イーサリアムの最後のアップデートであるセレニティも、2018年内に実施されないと予想している投資家が多いことも事実です。

期待している投資家が多い分、実際にアップデートが実施されると大きな価格の上昇が見込めます。
ただ裏を返せば、アップデートが遅れるほど価格が下がり、イーサリアムが不調に陥ってしまう可能性があるとも言えます。

イーサリアムは比較的開発チームの動きが活発な仮想通貨のため、大幅に遅れる可能性は低いと言われていますが、実際どうなるかは未知数です。

イーサリアムが今後不調になり得る理由③

これはイーサリアムだけに限ったことではありませんが、2018年初頭に発生した“コインチェックNEM流出事件”のように、取引所が原因でイーサリアムが不調になる可能性があります。
イーサリアムはTHE DAO事件ばかりがピックアップされがちですが、取引所のハッキングが原因の流出事件を過去に経験しています。

取引所のハッキングも、“仮想通貨自体に問題があった”という例はあまりありません。
ただ取引所のハッキング事件が発生すると、必ずと言っていいほど1度は被害に遭った仮想通貨の価格が下がっているという傾向があるのは事実です。

まとめ


イーサリアムが不調になるかどうかに関して、1番キーポイントとなってくるのは“アップデートの時期”と見て間違いないでしょう。
前述したICO詐欺の横行、取引所のハッキングももちろん不調の要因にはなり得ますが、どちらも一過性のものです。

アップデートが遅れてしまうと、遅れた分だけ少しずつ価格が低下していくことが予想され、実際アップデートが実施されない限り回復の見込みがありません。

ただイーサリアムは今後さらに市場を拡大していくと言われているので、ある程度不調でも保有し続ける方が良いでしょう。