様々な分野での利用が進んでいるAI技術ですが、利用されるからには何らかの利点があります。
AIを活用する利点とは具体的にどのようなものでしょうか?

AIの利点とは?

AIができることを簡単に分類すると、識別、分析、実行の3つに分けられます。
識別は、いわば入力です。
しかし文字での入力に限らず、画像や音、動画といった形での入力も行うことができます。
そのために必要なのが、カメラやセンサー、マイクといった機器です。

これは人間でいうとそれぞれ視覚、触覚、聴覚にあたりますが、例えばにおいを認識する機器や、味を認識する機器を取り付ければ、AIは五感をすべて入力可能となります。
分析は、人間でいうところの思考にあたります。
入力された情報に対して、これは何か、なぜそうなったのかということを分析していきます。単なる機会との違いとして、例えば小売店で、Aという商品を購入する人は必ず、Bという商品を一緒に購入するとします。

その場合、機械であってもその結果は導き出せます。
しかし、AとBを一緒に購入する人が多い、というだけでは、機械は今Aを買おうとする人がBも買うかどうかは判断できません。

しかしAIの場合、AとBを一緒に買う人の共通項、買わない人の共通項を分析することで、その人がBを買うかどうかの予測が可能となるのです。
分析によって予測ができるというのが、AIの利点でもあります。

実行は、いわば出力です。
人間は考えた結果に応じて体を動かしますが、AIは与えられた出力方法に応じて実行します。
例えば工場で直接機械を動かすこともできますし、スマートフォンで質問を聞き、音声での返答をすることもあります。

実行に際しては、どれだけ精密な行動ができる出力装置があるか、という問題でもあります。職人の技法を見て、分析したとしても、その結果に従って動かせる体がなければ実行は不可能です。

現在、AIの識別と分析についてはかなり高いレベルにあるといわれていますが、実行については必要な技術が不足しているといわれています。
もしも人間以上に精密な行動が可能な体を手に入れた時は、AIの利点を余すところなく生かすことができるようになるでしょう。

AIは利点ばかりではない?

AIというと優れた技術ですが、利点ばかりが目に付くわけではありません。
AIによる弊害も考えられます。
最も多いのが、AIの普及で職を失うという心配でしょう。

AIは機械なので、メンテナンスがしっかりとしていれば24時間休まずに働き続けることも可能です。
これまで機械化が進んできた工場などでも、より高度な作業が可能となるでしょう。

実際に、AIの普及でなくなると予測される職業というものがあり、レジ係やオペレーターの他にも、動物のブリーダーなど意外な職業もその候補に含まれています。
人間にしかできないことは減っていき、今後AIの方が正確な仕事をできると予測された職業については、AIの普及でなくなる可能性があるのです。

しかし、AIによる利点もある

AIによって仕事が失われる可能性もありますが、新たな仕事が生まれるという利点も考えられます。

例えば、AIが一般に普及し始めた時には、AIとどう接していけばいいのかというアドバイスを行う職業も考えられます。

また、AIの分析結果を通訳して、わかりやすくするという職業も考えられるでしょう。
AIは作業の効率化という利点がありますが、精神的な面には分析以上のことができないので、精神面に関しては必要でしょう。
仕事のやりがいや幸福度といった問題や、感情面での問題はAIには難しいものです。

そういった面では、人間が必ず必要とされるでしょう。
AIには多くの利点があり、社会に普及した時にはその進歩が加速度的に進んでいくと考えらえます。

しかし、利点ばかりではありませんし、AIにもできないことはあります。
そのことは忘れずにおきましょう。