FXでよく使われる、スキャルピングという投資方法があります。
仮想通貨に投資する場合、このスキャルピングという投資方法は向いているのでしょうか?

スキャルピングの特徴と、仮想通貨との相性について考えてみましょう。

スキャルピングとは?

スキャルピングというのは、数秒から長くても数十分という短いスパンで売買を何度も繰り返していき、細かい利益を積み重ねていくデイトレードの投資技術をいいます。
1回の利益が数千円でも、100回繰り返せば数十万円になるように、たとえ1回の利益が小さくても、それを何度も重ねていくことで利益を大きくしていくことを目的としています。

仮想通貨では、長期保有しているうちにその価格が数百倍になり、大きな利益を上げた人が目立ちます。
ビットコインがその代表的な例で、100円未満で購入したビットコインが100万円前後まで高騰したため、億単位の利益を得た人が億り人と呼ばれるなど、仮想通貨は儲かるというイメージを確固たるものとしています。

しかし、仮想通貨の全てがそこまで高騰するわけではありません。
多くの仮想通貨は、1日の中でレートが上下しながら、最終的な価格が2倍になるか、もしくは半額になるかといった動きをしています。
これを長期的に見ると、10倍になるか、それとも10分の1になるかという値動きになっていくのです。
スキャルピングはこうした動きに関係なく、1日の値動きに注目します。

その中で、価格が上昇するタイミングで購入し、下落する前に売却するという事を繰り返していくのです。
FXの場合は価格が10倍になる事はまず考えられませんが、仮想通貨なら10倍になる事は十分に考えられます。

しかし、それでも仮想通貨の投資方法としてスキャルピングを行うのは、いくつかの理由があるからです。

仮想通貨とスキャルピングの相性は?

仮想通貨では、よほどマイナーな通貨でなければ1日のうちで価格が全く変動しないという事はありません。
1日の終わりに初めとおなじような価格で取引が終わるとしても、その間には少なからず値動きが起こっているのが通常です。
スキャルピングの場合は、たとえ1時間だけでも価格の変動が起こってさえいれば、充分に利益を得ることができるのです。

また、仮想通貨の価格が10倍になるとしても、そうなるのはごく一部の通貨だけです。
多くの種類がある仮想通貨の中から、将来的に高騰する通貨を選ぶのは非常に難しいでしょう。
仮想通貨の投資方法がスキャルピングであれば、どの通貨が最終的に高騰するかという点は関係ないため、あまり通貨を選ばずに投資ができます。

ただし、スキャルピングを行う際にはいくつか気を付けなければいけない点もあります。
そのうちの一つが、取引手数料やトランザクション手数料、スプレッドなどです。

スキャルピングで投資を行う場合、1回の利益が数百円となる可能性があります。
その時、取引手数料やトランザクション手数料、スプレッド幅によってその利益以上の経費が掛かってしまうと、利益ではなく損失となってしまいます。

仮想通貨の場合は、FXとは違ってトランザクション手数料が発生する事が多いので、この点についてはしっかりと把握しておきましょう。
また、仮想通貨でスキャルピングを行う場合、利益確定と損切りをおろそかにしてはいけません。
仮想通貨の値動きは幅が大きいため、スキャルピングで利益が出た時にもっと上がるかもと欲張ってしまうと、売り時を見失って損をする可能性が高くなります。

また、値が下がった時にまた戻ることを期待していると、損失が大きくなることも多いでしょう。
しっかりと自分なりの決まりを作り、利益確定と損切りのタイミングを逃さないようにしましょう。

まとめ

仮想通貨へと投資する場合、通貨の将来性をあまり考慮しなくても問題の無いスキャルピングは相性がいいといえます。
ただし、仮想通貨は値動きが大きいため、スキャルピングを行う場合は利益確定と損切りのタイミングについて、しっかりと守らなければ損をすることにつながります。

仮想通貨でスキャルピングを行うのであれば、強い意志を持って行うようにしましょう。