少し前までは


「AIって何?」
「ブロックチェーンって何?」



という感じだったのですが、
AIもブロックチェーンも気がつけば
身近なものになっていました。


実は、このAIとブロックチェーンが
医療分野において注目されています。


昔に比べると医療分野も
とてつもない発展を遂げているのですが、
まだまだ追いついていない部分もあります。


そういった中で、
AIとブロックチェーンが医療分野を
さらに成長させてくれる可能性があるのです。


AIとブロックチェーンとの融合

そもそもなぜいろいろなものがある中で、
AIとブロックチェーンの組み合わせが
注目されたのでしょうか?


その答えはとてもシンプルです。


というのも、
AIとブロックチェーンというのは相性がいいのです。


仮想通貨で一気に知られることとなった
ブロックチェーンなのですが、
中にはただひたすらに便利で革新的な技術と
思っている方もいるかもしれません。


しかしながら、
さすがのブロックチェーンも
万能ではありません。



ブロックチェーンにも
いくつかのデメリットはあるのです。


そのデメリットをうまくカバーできるであろうと
考えられているのがAIなのです。


まず、ブロックチェーンといえばマイニングですが、
マイニングには電気代がかかってしまいます。


お金を稼ぐためにマイニングをしているのにも関わらず、
電気代で結構なコストがかかってしまうのです。


ただ、中には
「もっとどうにかできるのでは?」
と思っていた方もいるかと思います。


実際に、エネルギー消費の最適化をおこなえば、
電気というエネルギーをもっと効率的に
使っていくことができます。


それを可能にしてくれるのがAIなのです。


AIがエネルギー消費の最適化をおこなってくれれば、
マイニングにおけるコストパフォーマンスも
かなり改善されるはずです。


また、ブロックチェーンは
定期的に記録を残してくれるのですが、
そのデータ容量が問題視されています。


もちろん、データ容量に関しては
何も対策がおこなわれていないわけではありません。


しかしながら、
AIならばもっといい解決策を
見出してくれるのではないかと
言われているのです。


そこで登場するのが
フェデレーション・ラーニング
というものです。


ユーザーがサービスに集中するときに
クラッシュすることを防ぐために使われるのですが、
例えるなら電話が殺到して回線がパンクしないように
するものといったところでしょうか。


これによって
ブロックチェーンのデータ容量の問題も
解決するのではと言われています。



さらに、セキュリティ面でもAIの活躍が期待できます。


ブロックチェーンは基本的に
ハッキングができないのですが、
関連するアプリケーションや
ウォレットもそうだとは限りません。


仮想通貨をきっかけに
ブロックチェーンについて知ったという方も
多いでしょうが、最近では仮想通貨の流出なども
問題になっています。


AIがブロックチェーンや
ブロックチェーンに関連するアプリケーション、
ウォレットなどにおいて


セキュリティ面を強化してくれれば、
まさに鬼に金棒です。



セキュリティ面にも関連してくるのですが、
プライバシー保護の面でもAIは
役立ってくれるでしょう。



個人情報の流出に関するニュースも多くなっており、
どこか慣れてしまっている方も多いのではないでしょうか?


今の時代だからこそ、
プライバシーの保護というものは
もっと重視されるべきです。



このプライバシー保護に
ブロックチェーンが役立つのではないか
という話も出ているのですが、
先でもお話ししましたように
ブロックチェーンも万能ではありません。


だからこそ、
AIと組み合わせることによって
プライバシー保護を大きく変えてくれる
可能性があるのです。



そして、
ゆくゆくはすべてのデータが
ブロックチェーン上で利用可能になることも
あるかもしれません。


そうなったとき、
データへのアクセスを許可して、
そのデータの使用状況を確認して・・・


といった作業を人がひとつひとつ
おこなっていくのはまず無理でしょう。


人では間に合わない作業をしてくれるのが
AIの魅力でもあるわけですから、


こういったことをAIに任せれば
ブロックチェーンによって
さまざまなものの可能性が高まっていくのです。


医療分野におけるAIとブロックチェーン

先ではブロックチェーンのデメリットを
AIがカバーしてくれるということで、
その相性のよさから注目を浴びている
という話をしました。


では、このAIとブロックチェーンというのは
医療分野においてどのような変化を
もたらしてくれるのでしょうか?



まず、今の医療業界というのは
意外にアナログなところが多いです。


例えば、患者さんのカルテなどは
紙に手書きです。


お医者さんや看護師さんというのは
患者さんの処置でも大変ですが、
実はカルテの記入などアナログな作業で
かなり時間を取られている部分があります。


もともと医療業界というのは
激務と言われていますが、
その激務に拍車をかけているのが
こういったアナログな作業かもしれません。


しかも、紙に手書きであれば疲れているときには
記入ミスが起こる可能性もありますし、
改ざんというのも可能になってしまいます。


医療現場では許されないことが
起こってしまう可能性が出てくるのです。


しかしながら、
AIとブロックチェーンの組み合わせであれば、
カルテの内容も含めて患者さんの情報を安全に
管理することができます。



万が一のリスクを抑えることができるのです。


また、最近では医師不足というものが
深刻化しています。


日本国内だけではなく、
医師不足というのは世界的な問題です。


お医者さんがいるからこそ何かあったときに
診察してもらうことができますし、
治療もしてもらえるのです。


医師不足になると健康維持が難しくなる上に、
お医者さんひとりあたりの負担があまりにも大きくなり、
さらなる医師不足を招いてしまうかもしれません。


というよりも、その悪循環に
ハマりつつあるといってもいいでしょう。


それほどに医師不足というのは
深刻な問題なのです。


ただ、この医師不足を解消してくれると
言われているのがAIとブロックチェーンの
組み合わせなのです。



AIがお医者さんになってくれれば、
ブロックチェーンを使って誰もが
必要な医療情報を得られるようになります。


AIとブロックチェーンが現在のお医者さんの
負担を軽減させてくれることによって、
お医者さんになろうという方も
増えてくるかもしれません。


「病院へ行くほどではない」
というときもAIとブロックチェーンは
役立ってくれるでしょう。


医療現場の未来を変える

医療分野において
AIとブロックチェーンは
新たな可能性を示してくれます。



中には
「へ~、そういう時代がいつか来るのか~」
と思っている方もいるかもしれませんが、


実は医療現場では
もうAIとブロックチェーンの組み合わせが
新しく導入されているのです。



AIの医療分野への進出については、
すでにGoogleの傘下であるDeepMindとNHS
として知られる英国民保健サービスと病院が
提携した基盤づくりが始まっています。


DeepMindのソフトウェアに
大量のスキャン画像と症状を学習させて、
スキャンデータのみで疾患を特定することを
目指しています。



また、医療分野においては
共有されるべき情報が共有されない
という部分もありました。


素晴らしいノウハウがあっても
そのノウハウを知っている人間が去ってしまうと、
そのノウハウもなかったことになるといったことも
珍しくありません。


しかしながら、こういった医療データを
収集して解析するプラットフォームを
それこそ世界中の医療関係者が共有できれば、



お医者さんはお医者さんでレベルアップしますし、
患者さんとしてもより適切な治療を
受けられるようになります。



そのための布石として、DeepMindは
ブロックチェーンを活用して暗号化した
患者さんの個人情報をリアルタイムで追跡できる


「Verifiable Data Audit」を導入すると
発表しました。


これによって、
個人情報の保護と勝手な改ざんの防止ができるのです。


さらに、2017年8月24日には
「Doc.ai」というものが立ち上げられました。


これはAIとブロックチェーンを活用することによって、
たくさんの医療データからお医者さんが洞察を得るための
会話型プラットフォームとなっています。



個人ユーザーに対するサービスもおこなっているので、
健康上の悩みに対するフィードバックも可能になります。


これは医療分野における格差というものを
埋めることにもつながってきます。



「海外の話ばかり・・・」
思っている方もいるかもしれませんが、
実は日本国内でも動きはあります。


2018年の4月、
東京の銀座に「NAM AIクリニック」が
オープン予定となっているのです。


患者さんの望む最新医療を提供する場として、
自由診療の中でAIをフル活用していくそうです。


このクリニックでは
AIによる患者さんの治療結果のフォロー、
ブロックチェーンを活かした電子カルテの使いやすさ、
最先端の医療といったものがポイントになってきます。



今の医療の現場で問題視されていることを
クリアにできるであろうクリニックです。


今後こういったクリニックが
続々と増えていくのかもしれません。


最後までお読みいただきありがとうございます。