リップルは2018年8月現在、1XRP=約37円という値を付けています。
2018年初頭には一時1XRP=400円まで上昇したリップルですが、結果的に現在は暴落してしまいました。
2018年、リップルに一体何があったのでしょうか?
今回は2018年にリップルが大きく暴落した原因を解説したいと思います。
2018年のリップル暴落原因①
2018年のリップル暴落の大きな原因の1つに、“Coin Market Capにおける韓国市場のデータ除外”が挙げられます。
Coin Market Capは、アメリカで運営されている仮想通貨の情報サイトで、価格推移などをチェックするために世界中の投資家たちが利用していること有名です。
Coin Market Capが韓国市場のデータを除外した理由は、“ユーザーにより正確な仮想通貨の情報を提供したい”という意図があったためです。
韓国は仮想通貨の取引が活発な国として知られており、韓国市場の取引データを反映させてしまうと、すぐに仮想通貨の価格が上昇してしまうという状況が発生したのです。
世界の仮想通貨取引額の約3割は韓国市場が占めていたため、そのデータを除外することで、数多くの仮想通貨が暴落することになってしまいました。
中でも発行枚数が多いリップルは1枚あたりの価格が低いため、暴落によって非常に価格が低くなってしまったのです。
2018年のリップル暴落原因②
2018年のリップル暴落の原因は他にもあります。
海外仮想通貨取引所の“コインベース”において、“リップルを取り扱わない”という発表がされたのも大きな暴落の原因でしょう。
コインベースは“リップルを取り扱わない”という発表をする直前、大規模な従業員の募集を行いました。
その募集情報を見た投資家が、“コインベースはリップルを取り扱うために準備している”と勘違いしてしまったのです。
結果的にコインベースに期待を寄せていた投資家を失望させることになってしまい、リップルは暴落してしまいました。
コインベースは1度も“リップルを取り扱う”と発言していないのですが、投資家の間でさまざまな憶測が飛び交った結果、暴落に繋がってしまったということです。
2018年のリップル暴落原因③
これは正確に言うとリップルの暴落原因ではないのですが、2018年に入って“仮想通貨全体の価格が下がっている”というのも1つの原因と言えるでしょう。
冒頭でも紹介したように、リップルは2018年初頭に1XRP=400円の史上最高値を付けています。
ただそこから8ヶ月経った現在、価格は1/10以下と低迷しています。
他の仮想通貨と連動するように価格を下げていった結果、リップルは暴落してしまったとも考えられます。
また2018年1月に発生したコインチェックの“NEM流出事件”の原因もないとは言い切れません。
ただもしコインチェックのNEM流出事件が発生しなくても、リップルを含む多くの仮想通貨は、2018年に軒並み価格を下げることが予測されていました。
それはなぜかと言うと、2017年に仮想通貨全体が伸びすぎたということが言えるためです。
2017年は仮想通貨全体が、いわゆる“バブル”の状態だったのです。
どの市場においても、バブルはいつか弾けてしまうものです。
先ほども言ったように、リップルは1枚あたりの価格が低いので、どうしても暴落すると価格が非常に低くなってしまいます。
ただ他の仮想通貨でも、リップルと同じくらいの値幅で下落している仮想通貨はあるので、“リップルが暴落した”という表現は正しくありません。
まとめ
リップルの2018年の暴落原因を解説しましたが、いかがだったでしょうか?
ここまで読んで下さった方はお分かりかと思いますが、“リップルそのものの問題”が原因の暴落事例というのはありません。
またリップルを管理している“リップル社”が原因で暴落した事例もないので、リップルはこれから必ず回復していきます。
仮想通貨そのものに問題があった場合は別ですが、仮想通貨というのは魅力的なシステムを持ち、その通貨の本質を理解しているユーザーがいる限り、淘汰されることはないのです。