AIと人工知能という言葉は最近よく聞かれるようになりましたが、AIと人工知能には違いがあるのでしょうか?

また、AIと人工知能はどういった歴史を持っているのでしょうか?

AIと人工知能とは?

AIというのは、Artifical Intelligenceを略したものです。
このArtifical Intelligenceを日本語にしたものが、人工知能です。
つまり、AIと人工知能は同じものを指しています。

AI(人工知能)というのは、人間が行っている言語の理解や推測、または問題解決といった知的行動をコンピューターが行えるようにするための技術のことをいいます。
通常、コンピューターというのはプログラムされたことしかできません。

言語についてもプログラムされた言語しか対応できず、何かを入力して回答が得られたとしても、それは辞書を引くのと同じで最初から問題と対応した回答がプログラミングされているというだけなのです。
画像についても、一致する画像を探すことはできても似ている画像を探す、ということはできません。

しかし、人間であれば言語が不明であっても推測することは可能であり、質問についても形式が異なった場合でも意味を理解して回答することができます。
画像も、印象が似ているなどの理由で似た画像を選ぶことは可能です。

このように、人間が持っている知的能力をコンピューター上で実現するための技術が、AI(人工知能)といわれる技術です。

AI(人工知能)の歴史

AI(人工知能)に関する研究は意外と古く、17世紀初めに哲学者のデカルトが提唱した機械論という概念から開始されています。
その後、機械式計算機などが開発されて研究が進められてきましたが、具体的にAIや人工知能という言葉が出てきたのは1956年のこととなります。

このAI(人工知能)という言葉を作り出したジョン・マッカーシーはLISPというプログラミング言語を開発しています。
また、1966年にはジョセフ・ワイゼンバウムが自然言語処理プログラムであるELIZAを開発していて、人間のような返答が機械でも可能であることを示しました。

このELIZAは、現在のチャットbotの先駆けといわれています。
その後もAI(人工知能)は進化を続け、1990年代になると多くのアプリケーションでAI
(人工知能)が利用されるようになり、特にチェスにおいて専用コンピューターが当時の世界チャンピオンに勝利したことで一躍脚光を浴びることとなりました。

2010年代になると、多くの企業がAI(人工知能)の実用化に向けての研究を進めるようになりました。
また、新たに開発されたディープラーニングという技術を搭載したAI(人工知能)により、囲碁棋士や将棋棋士に勝利できるAI(人工知能)も誕生しています。

最近では、クラウドサービスやスマートフォンの普及に伴ってビッグデータにも注目が集まっていて、その分析を行うためのAI(人工知能)に対して強い関心が寄せられています。

さらに現在開発が進められている量子コンピューターが完成した場合、AI(人工知能)の処理速度も一気に向上する可能性があるため、今後AI(人工知能)に関する研究はますます増えていくのではないかと思われます。

まとめ

AIというのはArtifical Intelligenceの略称であり、日本語でいうと人工知能になります。

当初は動物の体がただの複雑な機械であるという哲学論から始まったAI(人工知能)の研究ですが、その後様々な研究が進められてきた結果、AI(人工知能)は格段の真価を遂げて多くの分野で活用されるようになってきました。

現在は、ビッグデータの分析という点について利用されることが増えているAIですが、今後は自動運転自動車や医療におけるウェアラブルデバイスの管理など、より多くの分野で使われることとなっていくでしょう。
これからAIはどこまで進化していくこととなるのでしょうか。