AIとIoTは、それぞれ注目されている技術ですが、その2つを組み合わせることで技術はますます進歩するといわれています。
それはどういうことなのでしょうか?

AIの特徴は?


AIは人工知能のことであり、これまでのプログラムとは一線を画した技術です。

これまでのコンピュータープログラムでは、フローチャートのように決められた道筋でしか判断ができないことが多く、推論やファジーな判断といったものは苦手としていました。

また、入力する言語も決められた形式でなければ理解できないなどの欠点もあります。
それに対して人間の脳は、足りない判断材料を補って考えたり、わからないことでも論理的に推理して理解したりといった、得られた情報以上の判断も可能とします。

AIというのは、人間の脳が行っている作業を、コンピューターでも同じように行えるようにするための技術です。
厳密な定義はまだありませんが、様々な情報を自主的に分析して、不足した情報は推理していく事で、これまでのプログラムでは判断ができないようなことであっても判断できるようにすることが目的といえます。

例えば、これまでのプログラムでは「○○県の今日の天気を教えて」といわなければ天気を教えてくれなかったのが、AIを使うことで「今日は暑くなるかな?」や「ここの天気はどうなる?」などの曖昧な文章であっても天気を教えてくれるようになります。

いわば、人間に対してこういえば天気を教えてくれるだろう、という文章であれば、AIは天気を教えてくれます。
この技術を発展させていく事で、より高度な判断が下せるようになっていき、さらに人間には不可能なほど大量のデータを参照しながら判断できるようになるため、人間よりも正しい判断が可能となっていきます。
こういった高度な判断を下すためには、まず大量のデータを集める必要があります。

人間が問題集を解きながら学習をするように、AIも大量のデータを蓄積していく事で判断を下す練習を重ね、判断材料を増やしていくのです。
そしてそのために相性が良いのが、IoT技術です。

AIとIoTはどうして相性が良い?


IoT技術は、モノのインターネットといわれるように様々なモノをネットワークでつなぐ技術です。
例えば代表的なのが、自動運転の自動車です。
自動運転を実現するためには、自動車につけられたセンサーから得た情報を、素早く処理しなければいけません。

しかし、自分の自動車から得られる情報だけではなく、他の自動車とも情報を共有することでより精度の高い運転が可能となります。

例えば自分のセンサーだけであれば、渋滞にぶつかった時はそこから違う道に移動することができるでしょう。
しかし、あらかじめ他の自動車から渋滞しているという情報を得ることができていれば、最初から迂回する道を選ぶことができます。

とはいえ、こうした情報は時間によっても異なるもので、10分前に渋滞していたという情報があったとしても、現在はどうなっているかわかりません。
こうした判断は、ただのプログラムには難しいものです。

そこで、AIを利用することでより精度の高い予測ができるようになるため、IoTとの相性がいいということになります。
IoTで得られるデータは膨大な量となるので、AIを利用しなければせっかくのIoT技術も活かしきることはできないでしょう。
AIにとっても、IoTによって大量のデータを収集することで成長することができるため、AIとIoTが結びつくことで技術の発展は加速度的に進んでいく事となるでしょう。

まとめ

AIとIoTは、それぞれが技術として独立してはいますが、組み合わせることでますます技術が進歩していきます。
AIにとっては、IoTによって収集されるデータが必要であり、IoTにとっても、せっかく集めたデータに対して高度な判断を下してくれるAIの存在は重要です。

お互いに助け合いながら、進歩を続けていくでしょう。