近年、様々な場面で注目されるAIですが、その真価を発揮するためにはビッグデータが必要といわれています。
AIにはなぜビッグデータが必要となるのでしょうか?

AIにおけるビッグデータの必要性


AIは、これまでのコンピュータープログラムでは不可能であった高度な判断を下すことができるのですが、そのためには判断材料となるデータが必要です。

データを得ていないAIでは、判断も間違いが多くなります。
判断を間違えた時のデータや類似例、その他間違いやすい判断に共通することなどを数えきれないほど集めていき、正しい判断を下せるようになっていくのです。
人間には不可能なほどの、大量のデータを参考に判断を下すことができるAIですが、そのデータは通常の媒体では扱いきれない程の容量となります。

こうしたデータはビッグデータといわれ、現在重要視されています。
AIに必要となるビッグデータは、多ければ多いほど正確な判断が可能となります。
例えば、風に対するデータについて、これまでは方角と風速くらいのデータがあれば十分であり、センサーもそのくらいのデータを得るのが限界でした。

しかし、高度になったセンサーによって、風向きの微細な変化、風速の変化、湿度や気温との関係、周囲の状況との関連性など、非常に多くのデータを得ることが可能となります。
そうなると情報量も過去の数十倍、数百倍となります。

また、時間ごとの変化なども情報を集めていくうちに情報量が多くなっていきます。
このように、通常では扱いきれないほど大容量となったデータの事をビッグデータといいます。
AIが判断を下すためには、通常のデータでは足りないので、ビッグデータが必要となるのです。

このようなビッグデータを収集するには、IoTが向いているといわれています。
IoTはセンサーを駆使して多くのデータを収集していくので、積み重ねられたデータはビッグデータとなりやすいのです。

しかし、AIを活用するためにビッグデータを集めた場合、問題となるのがその容量です。

AIとビッグデータを活用するためのブロックチェーン


AIのために必要なビッグデータを通常のハードディスクに保存した場合、すぐに容量が不足してしまいます。
そのために考えられていたのがクラウドサービスですが、クラウドサービスは大容量となれば料金が高くなるので、コスト面で問題があります。

そこで、今注目されているのが、ブロックチェーンです。
ブロックチェーンは、ネットワーク上で分散してデータを保管できるので、ビッグデータであっても容量が足りなくなるということはありません。

また、ブロックチェーンにつながれた端末から新たなデータを得やすくなるため、データ量そのものも加速度的に増えていきます。
データ量が増えることで、AIの成長にもつながっていくので、ビッグデータの扱いだけではなくAIにとっても向いているといえるのです。

また、クラウドサービスよりもコストが安価に設定されていることが多いため、コスト面でも有利です。
さらに、ブロックチェーン上でAIを稼働すれば、それだけ多くの経験を積むことができます。
そうすることで、AIがさらに進歩していく事にもつながっていきます。

暗号通貨の中にも、この点に注目してブロックチェーン上でAIを共有化するプロジェクトや、ビッグデータを扱うプロジェクトなどが立ち上げられています。
AIとビッグデータは、ブロックチェーンによってさらに進歩していくといえるでしょう。

まとめ


AIは、様々な場面で高度な判断を下すことができます。
それはトレースするだけではなく、自分で考えることができる、ということです。
そしてAIの判断に必要となるのがビッグデータです。

ただ、ビッグデータはその容量が問題なのですが、ブロックチェーンによってその問題は解決します。
AIもブロックチェーンとの相性が良いので、ブロックチェーンを通じてAIはビッグデータを扱い、さらに進歩することができます。