IoTは多くのモノをネットワークにつなぐため、取り扱う情報量も多くなります。
そのIoTにAIを組み合わせることで、集められたビッグデータを効率よく管理しようという考えが最近では増えています。

IoTとAI、そしてビッグデータを組み合わせることで、どのように進歩するのでしょうか?

IoT技術とAIの組み合わせにビッグデータを加えると?

IoT技術においては、データの量がその制度を決めるといっても過言ではありません。
例えば、自動運転自動車にIoTを利用している場合、ただ車間距離や信号、歩行者の様子をデータとして確保するだけでも運転は可能でしょう。

しかし、そこに風向きや風速、路面状況などをデータとして取り入れることで、より精度の高い運転が可能となります。
また、歩行者についても、視覚だけではなく音声データも入力することで、未然に防げる事故もあるでしょう。

これは他の分野においても同じで、より多く多角的なデータを得ることができれば、IoT技術を利用する際の効率や安全性などは変化してきます。
しかし、そうなるとデータの処理が追い付かなるという問題が生じます。

IoTで扱われるデータは、もともとビッグデータといわれる大容量のデータなので、人間が分析を行った場合はそれを次の行動に反映するのが難しくなります。
集めたデータから、今から5秒後に誰かが飛び出してくることが分かったとしても、その分析に30秒かかるようでは間に合いません。

そこで、IoTではAIを利用し、ビッグデータの分析を行おうという動きが高まっています。
IoTとAIはそれぞれビッグデータと相性がいいといわれているため、この組み合わせはそれほど難しいものでもないでしょう。

IoTシステムにAIを加えることで、得られたビッグデータの分析も早くなり、IoT機器へのレスポンスも同様に高速化します。
そうすれば、IoT技術もより精度の高いデータを扱うことができるようになり、効率よく技術が進歩していくこととなるでしょう。

ただし、IoTシステムでAIを活用し、ビッグデータを扱うためにはまだ問題点が残されています。

IoT技術にAIを利用してビッグデータを扱うための問題点とは?

IoT技術でAIを利用する場合、ビッグデータを素早く分析していくにはAIにその経験値を蓄積していかなければいけません。
AIというのは学習して進歩していくものですから、データが蓄積されていない場合はその判断などに時間がかかるため、ビッグデータを利用するのが非常に難しいのです。

そのため、IoT技術においてAIにその管理を任せる場合は、そのための情報を扱う経験を積み重ねなければいけません。

特にビッグデータはそのデータ量が非常に多いため、AIが瞬時に判断を下せるようになるまではかなりの時間がかかると思っておいたほうがいいでしょう。
また、高性能なAIというのはそれだけ高価になってしまうため、それを搭載したIoT機器についても高価になってしまうでしょう。

IoT技術にAIを組み合わせる場合、すぐにビッグデータを扱えると考えずにしっかりと指導を行ってから稼働すると考えておきましょう。

まとめ

IoTとAIはどちらもビッグデータを扱うため、組み合わせる相性としては悪くないでしょう。
しかし、IoTにAIを組み合わせても、すぐにはビッグデータを扱いきれるようにならないでしょう。
ビッグデータを扱うには、AIに多くの経験を積ませる必要があります。

特にビッグデータを瞬時に分析できるようになるには、かなりの経験が必要となると思います。
そのため、IoT技術にAIを組み合わせる場合、ビッグデータを利用できるようになるまではかなり時間がかかると考えておきましょう。

それでも、IoTで集められたデータは、AIでなければ分析しきれないビッグデータとなるので、今後の発展を考えると導入したほうがいいでしょう。