様々なモノをネットワークでつなぐIoT技術は、現在多くの分野で活用されています。
そのIoT技術を利用するためのシステムは、どのように使われているのでしょうか?

IoTシステムを利用する現場について紹介していきます。

IoTシステムはどこで利用されている?

IoTを利用するためのシステムは、開発された当初は導入するために多額のコストがかかっていました。
しかし、IoTが普及していくにつれてベンダーによるIoTプラットフォームが提供されるなど、IoTを導入するためのハードルも下がってきて、低コストでの導入もできるようになってきました。

最初は大企業での利用ばかりが目立っていたIoT技術も、今では中小企業や工場などで導入されることが増えてきています。
特に工場では、工場の機器全体を無線ネットワークで管理することで、効率的な作業ができるようになっています。

また、トラブルなどが起こったときはそのデータを蓄積していくことで、同様のトラブルが再発するのを防ぐことにもつながります。
無線によるIoTシステムの導入であれば配線工事も不要なので、シンプルな形で活用することができます。

また、IoTシステムを農業に導入している事例もあります。
ハウス内にセンサーを設置して、湿度や温度の管理を行い、さらに水やりや肥料についても自動で行われるようなIoTシステムが使われています。

時間によって自動的に行われるのではなく、センサーによって状況を判別して行われるため、無駄な散水などが行われずに節水効果があり、より質の高い農作物を育てることができるようになっています。
医療の分野でもIoTシステムの導入が進められていて、着用型ウェアラブルデバイスによって健康状態をチェックして記録や管理を行い、そのデータを医師と共有することで治療にも役立ちます。

さらに、医療機器にIoTシステムを導入することで病気の早期発見に役立てようという動きもみられています。
IoTシステムは、こうして様々な分野に導入が進んでいて、活用されるようになりつつあります。

IoTシステムを扱うために

IoTシステムを扱うには、特に資格などが必要というわけではありません。
しかし、IoTシステムを扱うための知識や技術を習得しているということを証明できる資格として、IoTシステム技術検定試験という資格が現在注目されています。

IoTシステム技術検定試験は、IoT技術者を育成するために実施されている検定試験で、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が実施しています。

2016年から実施されていて、難易度別に基礎、中級、上級の3つに分けられています。
似たような資格に、IoT検定というものもあります。

こちらも2016年から実施されている検定試験ですが、IoTシステム技術検定試験は主に技術者を対象としているのに対して、IoT検定はIoTのマネジメントや電波法、ユーザーに求められるスキルなども範囲に含まれています。

現在はどちらもまだマイナーな検定試験ではありますが、これからIoTシステムが普及していく中で確かな知識を持っていると証明できるのは悪いことではないでしょう。

本格的にIoTの分野で活躍したいと考えている人は、資格の取得を検討してみていもいいかもしれません。

まとめ

IoTを活用するためのシステムは、現在様々な分野で導入が進められています。
システムを導入するためのコストが安価になったこともあり、中小企業や製造業の工場などでも導入事例が増えつつあります。

また、農業の分野や医療の分野においても、IoTシステムはいろいろと活用されていて、さらに進歩を遂げるような形での利用も考えられています。

そのIoTシステムを扱うにあたって、自分の持つ技術や知識を証明できるIoTシステム技術検定試験やIoT検定といった資格試験も実施されていて、IoT技術者からは注目されています。

今後もIoTの普及が進んでいくにつれて、こうした技術者は重宝されるようになるでしょう。